「同じ資料を、同じ生成AIに、同じ指示で分析させたのに、前回と異なる結果が出てきた。どうなっているのか」

生成AIを使っていると、このようなことがあります。

これは、直ちに故障や操作ミスを意味するものではありません。

従来のプログラムは、同じデータと条件を与えれば、原則として同じ結果を返します。一方、生成AIは、あらかじめ保存された一つの正解を取り出しているわけではなく、その都度、回答を生成しています。

そのため、同じ資料と指示を与えても、

ことがあります。

また、利用者から見える条件が同じでも、会話履歴、資料の読み取り方、モデルの更新、検索や外部機能の取得結果などが影響する場合があります。

特に、長い特許文献や複数の引用文献を分析させる場合には、どの部分を重視するかによって結果が変わりやすくなります。

結果の揺らぎを減らすには、

といった方法があります。

それでも、毎回まったく同じ分析結果になるとは限りません。

大切なのは、同じ文章を出させることではなく、重要な判断が変わったときに気づき、その根拠を確認できるようにすることです。

生成AIによる分析結果をそのまま最終結論とせず、結果が異なった部分を重要な確認事項として扱うことが、実務では必要になります。