生成AIに未公開の明細書やクライアントの資料を入力するとき、
「有料版を使っている」
「入力した情報を学習に使わせない設定にしている」
それなら安全だ、と考えることがあります。
しかし、「学習に使われない」ことと、「入力した情報が保存されない」ことは別です。
同じ会社のAIでも、一般向けサービス、法人向けサービス、API、クラウド経由など、契約や利用方法によってデータの扱いは異なります。
検索や外部サービスとの連携など、追加機能を使う場合にも確認が必要です。
特許業務では未公開の発明や顧客情報を扱います。少なくとも、
- 入力した情報が学習に利用されるか
- 入力と出力が保存されるか
- 保存される場合、その期間はどのくらいか
- 誰がアクセスできる可能性があるか
- 外部機能によってデータの行き先が変わらないか
は確認しておきたいところです。
したがって、「有料版+学習させない設定」は重要な第一歩ですが、それだけで安全とは言い切れません。
大切なのは設定名だけを見るのではなく、入力した情報がどこへ行き、どこに残り、誰が扱える可能性があるかを確認することです。
サービスの条件は変わります。その時点の最新の契約条件やデータ取扱条件を確認する必要があります。
最近よく耳にする「ZDR(ゼロデータ保持)」についても、別の記事で取り上げます。